写真紀行 折々の旅【祭】 浅草寺 ほうづき市 |
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(台東区) |
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毎年7月6日から8日は入谷の「朝顔市」、続いて9日・10日は「ほうづき市」と夏の風物詩が続き、大変な人出で賑わいます。 |
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…七月十日は観音の縁日で、欲日といって、この日に参詣すると、京都の清水寺や大阪の天王寺の千日参り(千日ぶんの功徳のある参詣)とか、浅草寺のように四万六千日ぶんの功徳があるとか云われる。 …浅草観音の四万六千日には、ほおずき市といって、青ほおずきを売る店が境内いっぱいに並び、これを買って煎じて飲むと、女性の癪(しゃく)や、子どもの虫封じにきくという俗信もある。 (興津要著『小咄 江戸の一年』(角川書店, 1981)141-42頁) |
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浅草駅から馬道通りを行き、二天門から入ります。すぐ右の浅草神社を素通りするわけにはいきません。 『夏詣」という言葉を初めて目にします。境内はもうお参りの人が長い列をなしています。 |
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神社を出ると、右には浅草寺の大伽藍、 左に目をやると、ほうずき市の見世・向こうに宝蔵門と五重の搭、 仲見世通りの混雑はこの通り! 雷門から入るのを止めて正解でした。 本堂も大変な混雑ですが、手を合わせて、 浅草神社(木立の間から少し見えます)の方から出ます。ほうずきの見世がずらりと並んでいます。 一鉢求めます。風鈴がついて2,500円也。 右には「板ほうずき 1本1,000円」の札。ほうずきの実だけのもあります。 風鈴の音をかすかに聴きながら、ぐるっと回ります。 四万六千日、どうか御利益がありますように! |
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鬼灯市夕風のたつところかな(「折々のうた」より) |
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歌川国貞「四万六千日 蚊遣りの煙」 (安村敏信著『浮世絵美人解体新書』201頁) |
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(2019年7月10日撮影) |
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