歌舞伎の舞台名所を歩く

  北野天満宮
『參會名古屋』
京都市上京区


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昭和59(1984)年、国立劇場の初春公演・三升屋兵庫作『參會名古屋』(さんかい なごや)には「暫・鞘當・鍾馗 」の副題がついていましたが、序幕の「北野天満宮社頭の場」は「暫」でした。

足利家の嫡子である春王が、正親町太宰之丞の野心のために危機に直面している時に、「しばらく」と声をかけて登場するのは不破伴左衛門、とくれば歌舞伎十八番の『暫く』のヴェァリエーション(変形)であることは明らかです。

この時期、国立の正月は2代目尾上松緑で明けていましたが、伴左衛門=松緑、太宰之丞=5代目中村富十郎、春王=2代目尾上左近(後の4代目尾上松緑)、他に17代目市村羽左衛門、3代目河原崎権十郎、9代目澤村宗十郎、10代目岩井半四郎といった役者も出演しました。

(2)

北野天満宮 は菅原道真を祀った神社で、京都では「天神さん」と呼ばれ親しまれているそうです。



嵐電で「北野白梅町」へ行き、歩きます。



鳥居をくぐり、長い参道を歩いて参拝します。













 
   
(3)

〈写真集〉北野天満宮 春と秋

◆紅梅白梅








◆紅葉と御土井(おどい)










 


 
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(2019年6月)

 
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