歌舞伎の舞台名所を歩く

  鞍馬山 義経供養塔
『絵本牛若丸』


(1)

2019年5月の團菊祭は大きな話題を呼びました。

尾上菊之助の長男が七代目尾上丑之助として初舞台を踏み、村上元三脚本の『絵本牛若丸』で牛若丸をつとめたからでした。祖父は尾上菊五郎と中村吉右衛門というどちらも人間国宝!



歌舞伎座ちらし


歌舞伎座看板より(部分)



歌舞伎座 絵看板 鳥居清光画(下は部分)


(2)

『絵本牛若丸』の舞台は鞍馬山。鞍馬山は義経が7歳の頃から10年間に渡って学問と武芸に励んだとされる義経所縁の場所です。

鞍馬の火祭で有名な由岐神社の近くに義経供養塔が、また貴船神社抜ける方に義経公背くらべ石・義経堂があります。

(2017年11月に訪れた時には、生憎台風の後で倒木・参道崩落のため貴船への路は通行止めでした。背くらべ石と義経堂はまたの機会として、今回は供養塔とすぐ近くの所縁の川上地蔵堂、そして芝居には関係がありませんが、由岐神社もご覧いただきたいと思います。)




(「鞍馬・貴船イラストマップ」(貴船観光会発行)より部分)

◆義経供養塔





◆川上地蔵堂




「遮那王と称した牛若丸(義経港)の守り本尊である地蔵尊がまつられていて、牛若丸は修行のときにこの地蔵堂に参拝したといわれる」とあります。
 
鞍馬寺には義経に兵法を教えたという「鬼一法眼社」もあります。


ご覧いただきありがとうございました。

 「歌舞伎の舞台名所を歩くHOME
(2017年11月17日撮影)
 
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