歌舞伎の舞台名所を歩く

  桜田門
井伊大老



 (1)

北条秀司作『井伊大老』、序幕第一場「井伊大老邸の奥書院」(「彦根藩井伊家上屋敷跡」参照)に続いて第二場は「桜田門に近い暗い濠端」の場。

井伊直弼は狙撃されます。

井伊直弼(吉右衛門)を狙撃したのは、捕らえてみれば、去年の春ごろ邸に逗留していた幼友達の水無部六民であった。人払いをした直弼は、傷ついた六民(東蔵)と対峙する。縄を解いてやると、なおも斬りかかろうとする六民だが、もう体がきかない。尊皇の六民としては対立する立場だが、昔から直弼の剛直を畏敬してきた。しかし、今は、安政の大獄を暴挙だと言い、大老を辞め政権を朝廷に返すよう心の丈を訴える。
(歌舞伎座 平成6(1994)年4月公演プログラム, 57-58頁より)

すると直弼は…

(2)

桜田門



桜田門へは東京メトロ有楽町線の「永田町」駅で下車、お濠に沿って坂を下っていくと、まもなく左手に見えてきます。



帝国劇場にあるビルの9階「出光美術館」の展望室から見たこの門で、皇居前広場に続いています(左手のビルは警視庁)。


 
   
お読みいただきありがとうございました。

  「歌舞伎の舞台名所を歩くHOME
(2018年1月12日撮影)

 
inserted by FC2 system