歌舞伎の舞台名所を歩く

  菊坂
盲長屋梅加賀鳶



河竹黙阿弥作『盲長屋梅加賀鳶』(めくらながや うめがかがとび)、通称「加賀鳶」菊坂道玄借家の場があります。菊坂に住んでいる偽盲の按摩・道玄はお茶の水の土手で一人を殺し金包みを奪いますが、悪運尽きてついに取り手に踏み込まれます。そして逃げて行くのが赤門の前です。

この芝居の初演等、舞台については赤門をご覧ください。



菊坂は、東京メトロ「本郷三丁目」駅で下車、本郷通りの交差点を渡ると本郷薬師の入り口、



ここを通ると、すぐ左に入る通りがあります。ここが菊坂です。



下って行くと、「菊坂」についての説明版があります。




樋口一葉が住んだことが記されていますが、この通りには「当地ゆかりの文人達」として一葉の他に、正岡子規、若山牧水、佐藤春夫らが紹介されています。

奥にお寺が一つ、少し行くとお稲荷さんもあります。

 

この町内も昔とは大きく様変わりをして、



木造の家は、今は2軒ほどしか見当たりません。

 




緩やかな坂を下りきると「菊坂下」で、ここからは三田線の「春日」駅が近くです。
 

お読みいただきありがとうございました。

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(2019年12月29日撮影)

 
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