歌舞伎の舞台名所を歩く

  神泉苑
『小町村芝居正月』
京都市中京区


 (1)

平成20(2008)年正月、国立劇場で初代桜田治助作の『小町村芝居正月』(こまちむらしばいのしょうがつ)が五幕七場の通し狂言として上演されました。

大詰が「神泉苑の場」で、大友黒主は偽の宝剣を拵(こし)らえて、神泉苑で即位の式を執り行おうとしています。新春になっても雨が降らないので、小町姫は雨乞いの歌を奉納にくると、黒主は横恋慕して拒絶され、業を煮やして既にとらえてあった惟仁親王らと共に成敗しようとします。その時「しばらく」と声がかかって登場したのは孔雀三郎。これも『暫』の趣向を見せる一幕です(『北野天満宮』参照)。


(2)

神泉苑は、地下鉄東西線「二条城前」駅で下車、すこし歩くと、



すぐに鳥居が見えます。




ここにも謡曲史跡保存会の説明板がたっています。



鳥居をくぐって右を見て、



正面に戻ります。



「恵方社」というのがあるのですか!

 

◆法成橋







橋を渡ったこちら側には、他にも見るべきものがあります。

 

◆不動明王 観世音菩薩





ぐるっと回ります。




壬生狂言しか知りませんでしたが、ここにも狂言があり、いつか見てみたいものです。


 
   
   
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(2017年11月15日撮影)
 
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