歌舞伎の舞台名所を歩く〈寄り道〉 |
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岡本綺堂の名作『修禅寺物語』は勿論修善寺が舞台で、「虎渓橋の場」があります。月が照らすこの橋のたもとで、源頼家と夜叉王の娘・桂が恋を語る美しい場面が印象的です。 この新歌舞伎については、「歌舞伎の舞台名所を歩く 修禅寺」を、また平家物語に関しては、「平家物語の舞台を歩く 源範頼の墓・信功院跡」をご覧いただくとして、ここでは修善寺の主な名所を一めぐりしてみます。 三島から伊豆箱根鉄道に乗り、終点「修善寺」で下車、駅からバスに揺られること7・8分で「修善寺温泉」に着きます。 通りを少し進むと、右手に神社があります。 ◆日枝神社 この神社については、「源範頼の墓・信功院跡」をご覧ください。 日枝神社から先に行くと、すぐ修善寺です。 ◆修善寺 ⇒「歌舞伎の舞台名所を歩く 修禅寺」 修禅寺の前に架かる「虎渓橋」(「修禅寺」にあり)を左に見て、その先にあるのが「独鈷(とっこ)の湯」の湯」です。 ◆独鈷の湯 すぐ近くに風情ある建物が見えます。 橋を渡ります。 ◆虎渓橋 橋のこちら側は見どころいっぱいです。先ず筥湯(はこゆ)から源氏公園の方へ行ってみることにします。 ◆筥湯 すぐ左手には、 その老舗旅館の菊屋は「修善寺温泉」バス停のすぐ近くにあります。 ◆源氏公園へ 「御宿 指月荘」がある坂を上ると、やがて頼家に関する史跡が三つあります。 ◆指月殿 その左奥には ◆頼家のお墓 そしてこの左の源氏公園には、頼家の家来の「十三士の墓」があります。 頼家の墓のすぐ右にあるのは、 持ち上げてみましたが、どうなるでしょうか…。 頼家の墓の右、小さな鳥居の左に句碑が一基。 一度腰を下ろして、坂を下り虎渓橋のところへ戻ります。 ◆独鈷の湯公園 弘法の湯 橋のたもとに足湯、橋向こうに修善寺 この公園を右へ、料理旅館でしたか、ここで昼食にとろろご飯(1,080円)を頂きます。 食事を終えて、この通りを行くと飲食店が並んでいますが、こんなそば処も。 ◆竹林の小径へ 右に行く小道には満開の桜などが咲き誇っています。 川沿いの通りが「竹林の小径」 橋を渡ると、枯山水のような一角が。 大きな木が眼に入ります。「修善寺寒桜」とあります。いつ頃咲くのか、それは見事に違いありません。 この店の甘酒は何と100円! これがまたうまい! 一休みして車通りに出ると、範頼の墓への案内板があります。緩やかな坂を5・6分上ります。 ◆源範頼の墓 ⇒ 源範頼の墓・信功院跡 修善寺の自然、歴史と文学に触れた気持ちの良い春の一日でした。 |
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(2019年4月6日撮影) |
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