歌舞伎の舞台名所を歩く

  功運寺 吉良上野介墓所


 (1)

吉良上野介の墓所は功運寺にあります。




東京メトロ東西線「落合」駅で下車します。早稲田通りを横切って、落合葬祭場を右に見て歩くと、10分ほどで着きます。











ご由緒などを見て、門をくぐって進みます。




 本堂




 鐘楼




 右が本堂、その裏が墓所


 墓所の案内板

右へ進み、左に曲ると、右に目指す墓所があります。




◆吉良家の墓所








 後ろから見た吉良家の墓




◆吉良家忠臣供養塔と邸討死忠臣墓誌







最初に小林平八郎(53歳)、七人目に清水逸学(35歳)の名があります。それにしても忠臣たちの若さに驚かされます。


 月岡芳年「月百姿 雪後の暁月 小林平八郎」 明治22(1889)年
  (日野原健司 『月岡芳年 月百姿』(青幻舎、2017) 91頁)


 


 
 (2)

他にも多くの著名人が眠っていますが、歌舞伎に関係のあるところでは、河竹黙阿弥の『極付幡随長兵衛』(きわめつき ばんずい ちょうべえ)、通称「湯殿の長兵衛」に出る人物がいます。

◆水野重郎左衛門墓(かぶきでは「十」郎左衛門)





 


もう一人あげたいのは、浮世絵師。

◆歌川豊国の墓



 
 「三代」とありますが、二基しか見えません。


一通り回って一礼して墓所を出て、功運寺を後にしました。



 



お読みいただきありがとうございました。

 関連で「吉良邸跡」「忠臣蔵を歩く」もどうぞご覧ください。

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(2018(平成30)年12月14日)
 
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