歌舞伎の舞台名所を歩く

  森田座跡


「森田座」という名の劇場跡があることを偶然知って、行ってみます。



歌舞伎座からすぐの三原橋の交差点で信号を渡って、昭和通りを左へ、新橋の方に向かいます。



左右に走る通りを一つ越すと、左に「森田座跡」の案内板が見えます。



この説明にある「猿若町」「新富座」もご参照ください。


   
森田座を描いた浮世絵です。


鳥居清倍「森田座辻番付」正徳5(1715)年 大々判漆絵 MOA美術館蔵
  「これは「辻番付」といわれる芝居番付の一種である。開場前の宣伝広告のために、江戸市中の盛り場や辻々に貼り出したものである。また、役者や芝居茶屋から贔屓客の家に届けた。画中の中央の最上部に森田座の櫓紋である酢漿草(かたばみ)紋が描かれているため、これが森田座の辻番付であることがわかる。櫓の下に座元の守田勘弥を中心に、藤田花之丞、小倉七三郎、玉沢林弥、上村小八という四人の若女形の名を並べ、主要な役人替名(配役)を列記してある。下方には、当時の江戸狂言の定型である四番続きに基づき、第一から第四まで、それぞれの内容から見せ場を描いたものと思われる」
(「粋と艶、旅のあこがれ」展(四日市市立博物館、平成12年4月)図録12頁より) 



ご覧いただきありがとうございました。

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(2019(平成31)年4月20日撮影)
 
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