歌舞伎の舞台名所を歩く

  於岩稲荷田宮神社(四谷) 
東海道四谷怪談

 
 (1)

お岩様と言えば、四谷を思い浮かべます。



地下鉄丸ノ内線の「四谷三丁目」で下車し、左門町方面の改札を出ます。地図を見ると、左門町の上に神社がありますが、ここが目指す於岩稲荷田宮神社です。5分ほどで行けそうです。



信濃町の方へ少し行き、四谷警察署を越してすぐ左に入り、突き当りを右に曲がります。於岩稲荷が通りの右に見えます。



「通称お岩様」、境内には紅白の旗がたっています。



鳥居の左に目をやると、



劇場・劇団・歌舞伎役者の名を刻んだ玉垣が、『東海道四谷怪談』を演じる前に関係者がお参りをするのはこの神社なのを教えてくれます。

いつの案内板やら、ほとんど読めません。



新しい簡潔な説明板です。中央区の同名の神社との関係が分かります。



鳥居をくぐります。



「奉納」と書かれた左には「人間国宝 講談師 一龍斎貞水」の文字が記されています。講談にも『四谷怪談』があるようで、一度聞いてみたいと思います。

左右には、額入りの『四谷怪談』上演の新聞記事などが置いてあります。またこの神社の由来を書いたコピー、俳句や箴言などが毛筆で書かれた5x12センチくらいの小さな紙がたくさん置いてあり、自由に選んで持ち帰ることができます。



本殿の左に手水鉢が、



奥には百度石・お稲荷さんなどが見えます。



狭い境内ですが、やはり独特の雰囲気があります。ここもパワー・スポットの一つなのでしょうか…。

この神社のある通りには、高層マンションなどはなく、戸建ての民家が並んでいて、静かな佇まいを感じます。お岩さんをそっとしておいてあげようとばかりに…。


お読みいただきありがとうございました。

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(2018(平成30)年5月13日)
 
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